ボーナスの時期に差し掛かってもう一つ嬉しいのが配当金です。
配当金投資の有効性に気づいてから早1年が経ち、試行錯誤を繰り返しながら投資を続けてきました。
今月はオリックス、KDDIの2つの銘柄から配当をいただいています。
まだまだ毎月の配当収入とまではいきませんが、ちょっとしたボーナスのように感じられるようになった配当金に対する雑感を残しておきます。
2019年12月の配当収入
合計で税引き後48,609円でした。
ここまでの累積配当金総額は109,173円でした。
1年12カ月で割れば、1か月におよそ+1万円の不労所得が入ってくることになります。
さらに、相場が好調な右肩上がりを演じていた10月からは、保有株をいくつか売却し、20万円程度の利益も確定しています。
そう考えると、1か月あたり25,000円の不労所得が手に入ったということになります。
通信費+水道・光熱費などは不労所得でカバーできたことになりますね。
高配当株投資はインカムゲインがメインですが、状況に応じて戦略的にキャピタルゲインを得ていく場面も必要と思います。
今年の大きな変化
今年に入ってから、投資に対する基本的な考え方がまとまり、自分なりの投資方針を決めました。
当初の投資方針を定めた記事がこちらです。
とにかく、自分の監視の目が及ぶ範囲で「シンプル」かつ「分散」を心がけるようにしました。
そのなかで、今年に入ってから大きな行動が2つあります。
それが、
米国株投資を始めてみたこと
不動産・インフラ系投資法人への投資を始めてみたこと
この2つです。
米国株投資を始めてみたこと
現在の相場も、米国株式市場が世界を牽引している状態です。
トランプ政権において、彼の発言、一挙手一投足が世界経済に影響を与えるなかで、各種経済指標が良好であることもそれを示唆します。
もともとVTIへの投資は昨年からつみたてNISAという形で行っていますが、今年に入ってから他のETFや個別株も物色するようになりました。
私の投資しているETFはSPYDです。VYMやHDVも考慮される中で、SPYDを選ぶ理由は以下の通りです。
個別株に関しては、連続増配株で安定した業績を持つ企業をセクターごとに1つ持つことを目標に投資をしています。
AT&Tは、通信セクターのなかでも大御所であり、今後も安定的な配当をすることを見込んでポートフォリオに組み入れました。
米国株は国内株と比較して監視が難しいので、比率はETFを多めにしていくことを考えています。
不動産・インフラ系投資法人への投資を始めてみたこと
国内株と言えば、大型高配当銘柄として有名なオリックス、KDDI、NTTドコモ、JT、三菱商事などがあります。
これに加え、地味ではありますが不動産投資法人(REIT)やそれに準じた方式をとるインフラ系投資法人も高配当かつ景気減退に対して一定のディフェンシブ性を発揮することがわかり、現在保有中です。
現在はタカラレーベンに対して投資していますが、カナディアン・ソーラーインフラ投資法人にも興味を持っています。
いずれは欲しいですね。
不動産・インフラ系投資法人の業績が一定していることや高配当を実現できる理由については以下の記事でまとめました。
私の性格からしてもシクリカル(景気敏感株)よりディフェンシブな性質を持つポートフォリオが良いと感じていますので、これからもポートフォリオの一つに組み入れていきます。
不労所得が大きくなってくることに対する雑感
巨額の負債を抱えながら始めた高配当株投資。
現在では返済を進めながら同時に利益を追求することができている状態です。
日々の労働で入金力をしっかり確保し、種銭を大きくしながら配当金を大きくしていく。
この構図をはっきりとイメージすることができた1年だったと思います。
改めて、配当金投資を主体とする不労所得の獲得がもたらす恩恵は、
「させられている」労働から「したい」労働へ移行している
お金がないことにより狭まる行動の幅が少しずつ広がってきている
負債の返済という慢性的なストレスから少しずつ解放される
このように非常にポジティブなものばかりです。
高配当株投資をして、得よりも損が大きかったことはありません。
資産形成をするにあたり、仕事で忙しく、かつ安定したポートフォリオを作りたいときに、高配当株は選択肢の一つとなります。
「育てる」ことが大好きな人にとっては、おすすめの投資法です。
これからも引き続き、入金力の維持、支出最適化、時間的・空間的分散投資を心がけていきたいと思います。
出口戦略についても、妻と「まず金融資産5,000万円」をめざすようにしています。
金融資産は0の状態から、かつ純資産はまさかのマイナスからスタートした投資ですが、がむしゃらに頑張って10年で終わらせるよう頑張っていきます。
マイナスのスタートでも、幸せになることは十分可能です。
何かのご参考になりましたら幸いです。