会社で働いている人たちは日中にゆっくりと資産運用のことについて考える暇などありません。
日本全体でみればそういう方々がほとんどだと思います。
毎日投資のことばかり考えられないのですから、資産はなかなか増えません。
ですが、そんな忙しい人でもちょっとの努力と気づきで資産を増やす入り口に立つことができます。
この記事は、1か月の中で1日でも休みがあれば良い方な薄給勤務医が打ち出した作戦についてお書きしています。
特に、
毎日の労働時間が長く、残業や休日の労働もある方
副業を考えて勉強したり実践したりしている方
パートナーが資産運用について少しでも理解のある方
そういう方に向けて書きました。
毎日やっている労働はすでに自動化されている
働くことが忙しすぎて資産形成ができない。
そう考えているのであれば発想の転換が必要です。
働くことはすなわち、時間を給与に変換しているという作業にほかなりません。
ですから、既に労働していること自体が「資産形成への道」を歩み始めているようなものです。
これを自覚できるようになると、毎日のストレスも資産が大きくなっていくことを想像するだけで縮小していきます。
はじめの種銭を作る段階では、どうしても時間を賃金に交換する方法をとるしかありません。
そうであれば、いっそのこと全力で労働=収入を増やす行動をとりましょう。
働くことに対するプラスのイメージをまとめました。むしろ資産家になるためには労働という道を通らなければならないほどです。
資本主義社会で「幸せに暮らす」ための必要条件は資本家になることです。
— Zen@勉強×投資×健康 (@zen_i_life) September 29, 2019
労働だけでは、本質的な自由には到達できません。
しかし、資本家は労働者から生まれても良いわけです。
労働しつつも、
✏️勉強すること
💰投資すること
💪健康でいること
愚直に実践していきます😊
【最速で資産形成】元手がなければとにかく働くしかない
今回のテーマである「自動化」に関して言うと、労働は既に皆さんの毎日に組み込まれています。
であれば、その組み込まれたものでいかに最大効率を目指すかというところを考えましょう。
私であれば平日の仕事とは別に、空いた時間を労働に充てることを考えます。
種銭が小さい段階で取れる行動などたかが知れているからです。
それまではとにかく働き、元手を大きくすることに注力するのが吉です。
残業代が出るのであれば、時間を削ぐリスクと残業代の出るメリットをよく考えたうえで残業をするのも一つの方法です。
一概に残業が悪いわけではありません。だらだらとやった結果の残業はいけませんが、自分から仕事を増やしてキャパシティーのなかでやる残業は良いのです。
もしも休日や空いた時間などに他の労働を入れることができるのであれば、それも定期的にすることで自動化を達成することができ、いちいち考えることなく資産を増やすことができるでしょう。
労働は、資産形成の方程式である
資産={(収入-支出)→貯蓄×運用利回り}×時間
の"収入"を増やしていくためのプロセスです。
副業は時給意識を感じない限りやった方が良い
最近では副業をやられている方も多くなってきていますね。
私はブログという選択肢を取っていますが、ライターだったり、転売、内職など選択肢は様々です。
以下の記事でもご紹介しましたが、副業は本業とは異なり時給換算で考えない方が良い世界です。
【副業の楽しさ】義務感に囚われない自由 時給意識がなくなる
あくまでも自分の扱える時間の範囲内で、自分の好きなことで稼ぐわけですから、時間対効果は考えるだけ無駄です。
逆を返すと、そういう時給意識を感じず副業をやれる方であれば、収入を増やすプロセスをもう一つ増やすことができるので、生活の一部に組み込みましょう。
副業は本業ほど安定している収入が得られるわけではありませんが、それでも自分のやりがい×収入という「好きなことで稼ぐ」というテーマで言えば一番強力な仕事内容になります。
忙しくてもちょっとでも副業を楽しみたい方であれば、やらない手はありません。
私も週1回ペースでの当直はありますが、そのなかでもブログを書く精神的な余力は十分にあります。
成果が収益やPVという形で出てくると、本業の月1回必ず振り込まれる給与とはまた異なる達成感を感じることができます。
"支出最適化" は自動化の効果が一番現れるところ
ここまでは収入を以下に自動的に上げていくかということを中心に考えました。
次は支出ですが、支出が最も自動化の恩恵を受けられるところになります。
というのも、一度支出を最適化してしまえば、何もしなくても勝手に出ていく量が減るからです。
たとえるなら、ダムに溜まる水を放水するバルブを締める行動ですね。
バルブを一回締めてしまえば、これ以上たくさんの水がでることはありません。
安心してダムに貯水することができますね。
このように、支出を最適化することで、無意識のうちにトータルの資産額は大きくなってきます。
節約という考え方は、様々な場面でプラスの影響をもたらしてくれます。
【節約思考の恩恵】支出を削減できるだけでない「凄い効果」
また、以下の記事は増税前に書いたものですが、支出を最適化するうえでのキャッシュレス決済の魅力についても書いています。
【増税前にチェック】キャッシュレス決済の恩恵とシンプル支出最適化戦略
このような感じで、はじめの行動さえ起こしてしまえば自動的に資産を増やしていくことができるのが支出の最適化です。
ほかにも、ふるさと納税やiDeCo、つみたてNISAなどは節税という観点から有効です。最近ではiDeCoやNISAに関しては諸説ありますが、上記の方法であるていどまとまった収益を得られるようになれば、これらも良い節税方法になります。
忙しい人の投資は高配当株投資一本で右肩上がりのグラフを描けばよい
収入、支出と来れば、もう一つのパラメータは「運用利回り」ということになりますね。
これも忙しい人向けにおすすめするとするなら高配当株投資が良いと思います。
とくに連続増配銘柄、大型で業績の安定している銘柄はいくつかあります。
現状では株高が続いておりあまり積極的に購入するべき時期ではありませんが、有名なものとしては、
オリックス
JT
NTT
KDDI
三菱商事
などでしょうか。私はこれらの銘柄への集中投資を実践しています。
これ以外にもたくさんありますが、配当株投資家で有名なJinさんの「おさいふプラス」の記事にとてもよくまとまっているものがありますのでご参考にされてみてください。
高配当株投資に関しては、「安いときに買って、あとは放置」というスタンスで配当金がつど振り込まれます。
減配・無配転落に陥ったり、業績悪化などで株価下落などがないかぎりは、安心して積み上げることのできる投資戦略です。
資産形成は複数の変数を全力で回すことで達成される
私は常に、
資産={(収入-支出)→貯蓄×運用利回り}×時間
という方程式を意識するようにしています。
様々な書籍でこういった方程式が紹介されていますが、私なりに追記してみた結果です。
上に挙げたように、収入、支出、運用利回り。自動化できるのは基本的にはこの3つです。
収入をあげたいのであればまず労働で最大効率を得られるように自動化する。副業も軌道に乗れば安定して収入を上げられる。
支出を削減することは環境さえ作ってしまえばあとは自動的に資産が増加する。
運用利回りは高配当株投資で配当利回りを指標に自動的に配当金が振り込まれるようにする
これらの行動を自動化し、毎日し続けることで、資産はどんどん雪だるま式に増えていきます。
これらのどれも欠かすことはできません。
そして、大きくなってくればなるほど、資産形成は容易になっていきます。
妻ともこの資産運用方針を共有しながら、倍速で資産形成に励んでいるところです。
二人とも忙しいと分類される職業のなかで、上に示したような自動化で資産形成をしている実際の方法と感想を以下の記事でもご紹介しています。
【忙しい人向け】パワーカップルのシンプル資産形成術
本ブログでは投資が一つの柱となっていますが、その過程を皆さんにお伝えできれば嬉しいです。
何かのご参考になりましたら幸いです。