資産形成をしようと思っても、どこから手をつけた良いか分からないですよね。
右を見ても左を見ても成功している人たちばかりでどうやって勉強したのか気になりますよね。
私も初めてからようやく一年が過ぎようとしているところですが、何を勉強したら良いかわからずとりあえず自分なりにできることをやり始めよう! とはじめたことがいくつかあります。
今回はそんな初心者でも手を出せる資産形成の勉強法について、オリジナルにまとめてみました。
私のやった勉強は大きく分けて、
名著を読む
知らない語句は少しずつ調べる
投資ブログを参考にする
まずこの3つでした。
一つ一つ掘り下げてみましょう。
名著を読む
当たり前の話かもしれませんが、名著は多くのことを教えてくれます。
名著を勉強することで、
資産形成の必要性を感じることができる
お金の大切さを正しい形で理解できる
モチベーションを高めることができる
ざっとあげるだけでもこんな効果があります。
私が資本主義の怖ろしさについて直感することができたのはやはり『金持ち父さん 貧乏父さん』です。今でもバイブルとして座右の書になっています。
非常に読みやすく、ストーリー仕立ての要素もありますので、飽きずに読み切ることができます。
では、実際にどういう風に投資をしていこうかと考えたときに、一つは元手を増やすということを考えなければいけませんね。
そういうときの貯蓄法として読んだ名著が『私の財産告白』です。
4分の1天引き貯金は有名ですが、これは4分の1という数が重要なのではなく、「常に天引きして残ったお金を大事に使う」という考え方にあります。
また、資産運用の一つの方法として株式投資を学ぶときには、『株式投資の未来』がメジャーな名著になるでしょう。
もしも、資産運用について抵抗がある方や、とりあえずちょっとだけお金を出して本を読んでみたいという方であれば、私は新書でも十分だと思います。
特に橘玲さんの『臆病者のための億万長者入門』は新書とは思えないくらい読みごたえがあって、参考になるセンテンスがたくさんありますよ。
とりあえず、数冊を買って読んでみて、資産運用とは何かというところからなんとなく初めてみるとよいです。
もしも興味が湧いてきたら、資産運用は半分以上達成できたといってもいいくらいです(笑)
知らない語句は少しずつ調べる
資産運用を小難しくさせていることの一つに「知らない語句が多すぎる」「専門用語が多い」というのがあるでしょう。
株式投資一つを取ってみても、「株価」ですら難しいのに、
BPS
PER
PBR
ROA
ROE
など英語ばかり。日本語だったとしても、
金利
財務諸表
決算報告書
はたまた「インデックス」? 「アクティブ」? 「パッシブ」?
挙げればキリがないほどたくさんの用語があります。
これで多くの人は「株は怪しい」という先入観を持つようです。
ただ、実際にやってみて思うことがあります。
これは、結局ゲームのルールを覚えるのと変わりないなと。
将棋、囲碁、チェス……何でもいいですが、はじめて触ったときはルールがまったく分かりませんよね。
将棋の動かし方もわからない。さらに陣形にも名前がついている。細かい反則があったり、戦略があったりする。
これとまったく同じです。ゲームをするにはルールを覚えないとはじまりません。
逆にルールを覚えると株式投資はある程度理解できます。
企業価値やチャートが適切に読めるようになっても100%勝てる保証はありませんが、勝率を上げることならできます。
適当に駒を動かしていたら名人に負けるのと同じように、ルールを知らずに注文していたら損をしますよね。
ですから、小さいことからコツコツとルールを覚えていって、色々な人が「何を言っているのか」ということを分かるようにするというのが一番手っ取り早いです。
私はとりあえず何も考えずに知らない単語を紙に殴り書きして相互関係や計算式、チャートの読み方まで何でも吸収するようにしています。
普通の勉強と変わりありませんから、楽しいですよ。
投資ブログを参考にする
これは非常に役に立ちます。
名著が教科書だとするなら、投資ブログは教師ですね。
教科書に網羅的に書かれている内容について、先生たちが噛み砕いて教えてくれる。
そういうイメージです。
ブログは立派な情報発信のツールになりつつあります。
情報の信憑性という問題を指摘されそうですが、このネット社会において情報の正確性というのはある程度の淘汰が働きます。
ですからベストセラーなブログというのは読む価値があると考えて良いでしょう。
私が一番初めに参考にしたブログは以下の通りです。
投資することの重要性に気づかせてくれたブログ
こちらは広い意味で同じ医師として活動されているちゅり男先生のブログです。
節約・節税術から資産運用について幅広く書かれていてとても分かりやすいです。
とくに資産運用は、VTやVTIなどのETFを中心とした記事を展開されていて、「分散投資」の重要性と優位性について勉強することができました。
「投資って何をやったらいいの?」という入り口に立っている方は、職業問わずまずご覧になっていただきたいブログですね。
配当金投資のロールモデルになったブログ
こちらはジンさんが運営されているブログです。
会社員として働かれているかたわら、大型国内株などを中心に高配当株投資を実践されています。
ふるさと納税やiDeCo、つみたてNISAに関しても幅広い知識を持たれ、これら節税の具体的な方法とメリットについて学ぶことができました。
特に、高配当株投資をするうえで、「おすすめ」という形でまとめられた銘柄はよくまとまっていて、投資初心者であればまずはこういうところから買ってみてもいいという内容です。
何年にもわたり、配当金の右肩上がりのグラフを描かれているというところで、継続的にフォローして目標としたいブログになっています。
言わずと知れた三菱サラリーマンさんです。多くのメディアにも取り上げられ、先日セミリタイアを成し遂げられたことで有名ですね。
そんな三菱サラリーマンさんのブログは、少し雰囲気が異なり投資に対する「哲学」を深く感じることのできるものです。
相場が不況のときに不安に駆られる。あるいは、投資に対して不安感がある。
そういうときに記事を読み込んでいるとモチベーションが上がります。
さらに、他に類を見ないバランスの良い高配当株ポートフォリオを仕上げられており、その銘柄は日本・米国のみならず他国にも分散されているところが特徴的です。
毎月の不労所得を作る、という意味では三菱サラリーマンさんのポートフォリオにある銘柄を考えると実現可能なものになります。
投資哲学は、本田静六の「4分の1天引き貯金法」を上回る「8割を株式買付に回す」という極めてストイックな内容となっていますが、セミリタイアに対する猛烈な意欲を感じます。
現在ではほかにも、
所得の高い方が実践するセミリタイアまでの方法
米国株を中心に投資をされている方の考え方
配当金投資を徹底的に追求している方の投資手法
など、たくさん参考にしているブログがあるので順次ご紹介したいと思います。
結論:はじめるのが大事
資産運用の座右の銘が一つあるなら「思い立ったが吉日」だと思います。
【豊かさのはじまり】「思い立ったが吉日」の成功法則
はじめることができたら、あとはどんどん深くしていくだけです。
実感としては、資産運用は「はじめるまでが大変」です。
逆に、「はじめてしまえば進む」ので、扉を叩けるかが重要です。
一年前は何もわかっていなかった私ですら、小さいことをコツコツやるだけで利益を出すことができます。
何かのご参考になりましたら幸いです。