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【スキルを高める】「現実逃避」の習慣

現実逃避は悪いことばかりではない

タイトルだけ見ると、果たして何のことを言っているのかわかりませんね。現実逃避という言葉には、あまりいいイメージがありませんし、それでいてスキルが伸びるのかと疑問でしょう。

皆さんは現実逃避というと何をすることと考えるでしょうか。

例えば、旅行に行っている自分を想像したり、週末に飲み会に出かけている自分を想像したり、はたまた富裕層の仲間入りをしたらどうしようかなど、いろいろとポジティブな方向へ考えを寄せて、一時的に「つらい現実」から離れようとする行為のことをいうことが多いですよね。

私も良く「現実逃避」をすることがありますが、上に記したような現実逃避とは少し毛色が違うので、今回はそれを皆さんにお伝えできればと思います。

現実逃避を「今している物事」と違う物事をすることと捉える

仕事をしていたり、勉強していたりすると、「いったいいつまでやり続ければいいんだろう」と考える瞬間も訪れることと思います。絶え間なく降り注ぐ課題や仕事にうんざりすることもあるでしょう。

そういうときに私はよく、今していることとはまったく違う「自分の好きなこと」をするようにしています。

これも、広い意味での現実逃避と捉えてよいでしょう。今していることと別のことをすることによって、一時的に集中して疲れていた自分の頭をリセットして、別なことに一回集中力を注いでみるのです。

私はよく、医学のこと以外の勉強をすることがあります。語学でもよいですし、実用書を開いてみてもいいかもしれません。自分がもともと趣味や特技でやっていた学問を、仕事中にもこっそりやってみるのです。それも、仕事とはまったく関係ない方向性のものを選択するのです。これから皆さんが取得していたいと思っている資格試験や、やってみたい職業の勉強などが当てはまるかもしれません。

大前提として、仕事と関係したものはやらないことです。例えば社内で取得するように強制されているTOEICやTOEFL、簿記などは現実逃避に含まれません。あくまでも仕事の一部として捉えてください。

現実逃避から生まれる反発する力を利用する

なぜ、仕事と関係なく自分の好きなことをするということをお勧めしているのでしょうか。

それは、仕事から離れたいという力をフルに利用して、自分の好きなスキルを伸ばすための原動力にすることができるからです。

仕事が「ちょっとつらいなあ」とか「早く終わらないかなあ」とか、そういう風に離れたい気持ちが湧いてくる瞬間は誰でもあると思います。もちろん、そういう気持ちが根本的に消滅するのが理想かもしれませんが、それには準備が必要になりますし、すぐにできるわけでもありません。ですが、そういうちょっとしたマイナスの気持ちを自分の趣味やしたいことへのとっかかりとして利用してしまうのです。

「毎日つらいな……そうだ、今までやってみたかった英語の勉強をしてみよう」

と、一冊語学の本を取ってみたりする。そうすると、当然そちらの方が楽しいわけですから、仕事から一瞬「現実逃避」する欲望の力も相まって、「英語ができるようになったら海外旅行にでもいけるな」などと、そのスキルを獲得した後の楽しいことまで考えてスキル習得の時間に充てることができます。

今までは、家に帰ってからやろうと思っても身体が思うように言うことを聞いてくれなかったり、家事やその他の生活で時間を取られて満足にできなかった自分の趣味を、仕事時間の範囲でこっそりやってしまうのです。

もちろん、仕事中にデスクで堂々とするのではいけません。例えば、既に仕事時間として含まれている通勤時間や、仕事と仕事の合間の休憩時間、あるいは普段だったら同僚などと話をしていた時間を充てるのです。

そうすることによって、仕事に過度に引き寄せられることなく、自分が伸ばしたいスキルを少しずつ伸ばしていくことができます。

仕事に戻るのも、実は簡単

自分の好きなことをやってしまったら、そのあとに仕事をするのが嫌になってしまうのではないかと考えられる方もいらっしゃるかもしれません。

ですが、それもあまり心配には及びません。人間の集中力はたいがい同じことに長時間向けることができないのです。好きなことをやっていたとしても、それはあくまでも自分のスキルを向上させるという範囲の中で「仕事よりかはどちらかというと好き」というレベルのものですから、旅行に行ったりお酒を飲んだりするのとは異なり、それなりに集中力は使ってしまうのです。

ですから、集中力が切れて同じことをし続けるのが難しくなった場合に、潔く仕事に戻ってしまえばよいのです。そうすれば、一時的に仕事から離れていた頭はリセットされ、また元の「現実」にいやいや戻っていくことができる。

仕事をずっとし続けたときの効率よりも、仕事と自分の趣味を戦略的に行ったり来たりすることで、どちらにも平均的な集中力を分散させることができます。

仕事から趣味の学問へ向かうのは「内側からの力」、趣味の学問から仕事へ戻るのは「外側からの力」なので、バランスよく行ったり来たりすることができるのですね。

分かりやすく言うと、仕事から趣味の学問へ向くイメージはボールを投げ上げたときのボールの動きです。そして、ボールは一時的に空中で停止しますが、そのあとは、重力に従って下に落ちます。この下に落ちていく瞬間が仕事へ戻るときの力です。

仕事と自分は反発する磁石のようなものですから、またしばらくすると反発したくなる。そうするとまた空中にボールが投げ上げられ、また戻ってくる。それらの繰り返しで様々な景色を見ることができるというわけです。

意識的に繰り返すことが重要

ここで注意しておきたいのが、仕事に飽きたからといってスマホを取り出してSNSをやり始めたり、漫画を読み始めたりすることとは異なるというところです。この状態は、手に持ったボールがあなた自身から投げ上げられるわけではなく、手からポトッと落ちてしまうようなイメージになります。戻ってくるのは至難の業になってしまいます。

人間は、疲れたり飽きたりすると必ず楽な方へ行こうとする力が働きます。その力にそのまま流されてしまうと、本格的に仕事に嫌気が指してくるようにできています。

そうならないようにするためにも、仕事から離れようとするときは、必ず「意識的に」行動を起こすことが重要です。ただ「なんとなく」ではなくて、「仕事のことで頭がいっぱいだから、一度したかった勉強をしてみよう」という風に、どこに至るまでの道筋を自分で設計するのです。

もしも、この仕事を永久にすることを考えていないのであれば、次に自分がしたいことを念頭に置きながら、将来への準備として現実逃避をする。ただ現実から逃げるだけの現実逃避ではなく、戦略的に撤退し新天地を開拓するための現実逃避と考えましょう

おわりに

一つのことしか頭にないと、それ以外のことが想像できなくなってしまいます。

意識的に現実逃避をして、思考の羽を展ばしていかなければ、あっという間に年月は過ぎ去り、昔やりたかったことは気力体力が失われたころに思い出され後悔しても遅い……なんてこともあり得ます。

楽しいことばかりだと、反動を使って跳躍することができなくなります。楽しいことばかりをして、高いモチベーションを維持しながら活動できる人はほんのわずかでしょう。

我々の大半は仕事をしながら、未だ達成できない「やりたいこと」をたくさん抱えながら生きているといってもいいでしょう。そうなれば、仕事をしているという状況を逆手に利用しない手はありません。

現実逃避を有効に利用しましょう。自分が本当にしたいこと、身につけたいスキルを、仕事から現実逃避したいという力を利用して真剣に考えてみるのです。

漫然と仕事から逃げるだけでは得られないたくさんの経験を積むことができるでしょう。

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Zen

4,000万円の負債を背負い、日々労働に明け暮れる薄給内科医です。 私を迷うことなく選んでくれた妻と一緒に、経済的自由を目指します。 とりあえず身体を壊さないように30代で5,000万円の金融資産を作ります! 経済的自由を得るまでの道のりを記録していきます。 最後に全員を幸せにして笑って生活するのが夢です。 応援よろしくお願いします(´ー`)

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