資産運用において何よりも先に徹底したいのは支出の最適化です。
その最適化の中には当然「節税」も含まれてきます。
節税と言うのは、脱税とは異なり「正しい方法で税金を節約すること」です。
税金は、税制を知らないと多くとられてしまう、いわば「無知な人に課せられた罰金」だと考えています。
ふるさと納税は、収入のある人なら誰でもできるうえに、かなりお得な節税方法(節税と言ういい方は本質的には正しくありませんが、便宜上節税と呼ぶことにします)です。
ふるさと納税の特徴は、
誰でもできる
返礼品がもらえる
この2点にあります。
ふるさと納税をざっくりとおさらいする
ふるさと納税は「寄付」に近い
既にたくさんのサイトでふるさと納税に関する知識が発信されていますね。
ただ覚えることがいっぱいだと行動を妨げてしまうので、ざっくりとしたイメージを掴んでおくことが重要です。
ふるさと納税は、要するにふるさと(地域)への「寄付」です。
寄付をすると寄付金控除が受けられますが、ふるさと納税も寄付金控除の一つです。
通常の寄付金控除は所得控除のみに適用されます。
その一方で、ふるさと納税は所得税と住民税の両方から差し引きされることがあります。
寄付金額から2,000円を引いた金額が、差し引き可能な額になるので、「自己負担額2,000円」という数字はここからきているんですね。
所得税と住民税の両方に適用される?
ふるさと納税は所得税と住民税の両方から差し引くことができると言いました。
ただし、差し引く形が若干異なっています。
ワンストップ特例制度を適用する方=つまり5つ以下の自治体にだけ納税する場合は、住民税控除のみとなります。
実際、昨年の私は泉佐野市への納税だけしかしませんでしたので、ワンストップ特例制度の利用で、住民税が控除されました。
その一方で、6つ以上の自治体に納税を考えている方や、複数の給与所得や事業所得などがあり確定申告をしなければならない方は、住民税以外にも所得税が還付されるようになります。
簡単にまとめると、
ワンストップ特例制度を利用している→住民税が控除される(税金が安くなる)
確定申告をする→住民税が控除される&所得税が還付される(お金が返ってくる)
となります。
今年度は確定申告をする必要が生じていますので、このことに関しても後日レポートしようと思います。
ワンストップ特例制度は、書類に必要事項を書いて郵送するだけなので簡単ですが、確定申告は1からやるので結構大変です。
ふるさと納税で、我が家は何を買ったのか
膨大にあるふるさと納税の返礼品のなかで、何が一番コスパが良いのか。
返礼品を貰えて住民税が控除(場合によっては所得税が還付)されるので、気合を入れて選ぶ必要がありますね。
一番初めに夫婦で話し合ったこととしては、
食費をふるさと納税で浮かせる
長く使うことのできる家電にする
この2つでした。
食費は一日一日生活していく中でどうしても必要になる費用です。
日々のQOLは食によってもだいぶ差が出てくるので、決して妥協したくないところ。
高いものを買うのであれば、ふるさと納税で返礼品としてもらった方がお得です。
ただし、本当に必要な食材がふるさと納税で手に入るかというのもまた難しいところです。
これらを検討した結果、ビールをふるさと納税の返礼品でいただくことにしました。
毎日とはいかずとも、どうしても支出の一部分を占めてしまうビールは、ふるさと納税でたくさん候補があります。
嗜好は無理して我慢する必要はないというのが個人的な意見です(笑)。
しかも単価が安いので、ふるさと納税では1万円から納税することができて手軽に始めることもできます。
もう一つは家電です。
家電は少し値段が張りますが、思い切って一つだけ選択すれば手が届く範囲なので、長く使いたいものをしっかり選ぶ必要があります。
我が家では電子レンジやオーブントースターなども考えましたが、妻の一押しがあり(笑)、炊飯ジャーを返礼品としてもらうことにしました。
寄付してもらった返礼品はこちらです。結構人気のようです。
長く使って、美味しいご飯が食べられるのが良いですね。
夫婦でふるさと納税することにより効果は倍増する
私も妻も、2人とも給与所得者なので、ふるさと納税は限度額いっぱいまでしています。
妻の方が納税額が少なくなってしまいますが、それはそれでメリットがあります。
数万円程度の返礼品をこまごまと選択して貰うことができます。
私の場合は少し額が大きいので、家電をはじめとした大きなものを1つだけ買うのに適しているかなと思います。
こんな感じで、夫婦でふるさと納税のターゲットを変えて、お互いの生活に活かしていく納税をしようと思っています。
ふるさと納税は誰にでもできて、お得な税額控除システムです。
特に夫婦で所得がある方は利用されると良いでしょう。
ご参考になりましたら幸いです。