過去(2020年2月)の記事で、新型肺炎によるリスクはあるものの目線は上のまま、と書いたのが夢のように思えるくらい、現在は下落していますね。
そんな激動の3月ですが、これからの投資方針と、資産形成への向き合い方をまとめてみようと思います。
暴落局面で初心者の高配当株投資家がとっている行動の一つとしてご参考になればと思います。
あくまでもルールの範囲でストレスなく投資する
私のポートフォリオも含み損こそ抱えている状態ですが、現金:株式比率を守り、余剰資金の範囲内で以下のポートフォリオをベースに買い足しています。
また、米国株式も一時期下落しましたので、かねてより追加購入を検討していたSPYDも買い増しとしました。
2020年に入ってから現在まで税引き前配当金は約17,800円となりました。
この大きなイベントのなかで、常に以下の事項を守って投資をしていこうと思います。
失っても大丈夫な資金を使って
生活水準は「目標を達成するまで」は絶対変えず
過去にリサーチして信頼している銘柄をゆっくり買い足す
現在は3番目の「信頼している銘柄をゆっくり買い足す」ことを目標に投資をしています。
1番目と2番目の目標は、昔から変更していません。
妻とともに過ごす時間が増えたことで、お金の使い方はどう変化するか?
もちろん、自分一人で暮らしているのであれば、生活水準だったり、入出金の程度だったりは自由にコントロールすることができます。
しかし、夫婦となり共同生活を始めるとなると、そのあたりはきちんと考えなければいけません。
自分自身の人生のほかに、相手の人生にも責任を持たなければなりません。
来年度から、本格的に妻との生活を頑張っていくにあたって、生活水準もそれなりに一定にしなければなりません。
要するに、資産形成のための資金の割り振りを、100%全力でやっていくべきなのか? ということになります。
100%全力でやっていくなら、仕事は入れられるところは入れ、休日・祝日も仕事。そうなると「家族の時間」はなくなってしまいます。
これを、上手な具合に考えていくことがこれからのメインですね。
資産形成を頑張るあまり、大切な人たちとの時間が失われてしまうのは本末転倒です。
仕事を中心とした労働収入で大きな資産を得ようとすると、必ず上記の現象が起こってしまいますよね。
労働だけでは、ラットレースからは抜け出すことはできませんから、早期に資産形成のインフラを整えていくことが大事です。
ですが、「やりすぎ」も良くありません。
最近になって妻から、「働きすぎだよ」「身体が心配」と言われるようになり、反省しているところです(笑)
これからの投資方針は、以前のものを踏襲しつつ、
妻や家族との時間を大切にする
自分の健康にも気をつける
これらの「当たり前」を追求していこうと思います。
長期投資を考えている人にとっては、短期的な利益を気にすることはほとんどありません。余剰資金でやっているならなおさらです。
ですから、過度に資産形成に躍起になる必要もないんじゃないかなと思います。
私は、もともと多額の負債を抱えながらのスタートで、一刻も早く脱却をしなければならないという考えでいたため、この1年間は休みなく働いてきました。
これからは、緩やかに右肩上がりになってきている配当金の力を借りながら、その分だけ自分や妻・家族との時間を増やしていこうかなと思います。
ベースの考え方は労働とスキルアップであることに変わりはない
資産形成は余剰資金でゆっくりやっていくこととして、その入金力の源となる医師としての労働は手を抜くつもりはありません。
やはり資本が小さいときには労働による入金が大いなる力を発揮します。
労働(とその中に含まれる勉強)は同時にスキルアップのチャンスでもあります。
ですから、今自分の置かれている「ライフステージ」をよく考えたうえで、今自分に必要な資金とスキルを考えた方が良いです。
すぐに「リタイア」して自由な時間を取りに行くのか。
あるいは、十分に準備して資金とスキルを蓄えてから「リタイア」を目指すのか。
若年期に一財を築き上げてリタイアする流れが徐々に生まれつつあります。
しかし、人生100年時代でもある今、個人的にはスキルの獲得>早期リタイアで良いと考えます。
"FIRE"の前半である"financial independence"は目指すべき目標ですが、"retire early"のタイミングは慎重であるべきでしょう。
これからは、労働者だけである自分から、資本家である自分に遷移するまでの「労働者+資本家」たる自分の時期を大事にしていきたいと思います。
暴落局面では、やはり労働による定期的な給与収入のメリットを感じることもあります。
2つの顔を上手に使い分け、さらに妻や家族へ見せる自分の別の顔も、これから豊かにしていこうと思います。
最終的な目標は自分一人の幸せだけではなく、妻や家族をはじめとした「周囲の幸せ」を実現することです。
これからも淡々と、のんびり仕事と投資を続けていきたいと思います。