はじめに
資産形成を狙ううえで、もちろん収入を増やすことは基本中の基本ですが、意外と手薄になってしまいがちなのが「支出を抑える」というところです。
固定出費が毎月に必ずある以上、そのマイナスを限りなく小さくしていくことは、収入を増やしていくよりも簡単で効率がいいことのように思います。
節約をしたうえで、使わなければいけない場面でもしっかり還元を狙っていくことが資産形成への近道です。
もともと私はクレジットカードを日々の支払いに利用しながら1~1.5%程度のポイント還元を受けています。キャッシュレスにできるだけでなく、たとえば自動販売機で飲み物を買いたい衝動にかられたときも、現金がなければ一歩踏み留まることができるなど、現金が手元にないことで得られるメリットを感じているところです。
もちろん、使い過ぎには注意が必要ですが、資産形成を心がけている方々にとって「使い過ぎる」ということはよほどのことがない限り、ないといってもいいでしょう。加えて、家計管理のアプリ(私はマネーフォワードを使用しています)を導入することで、クレジットカードもいくら使用しているかがリアルタイムで分かりますから、むしろ家計の管理はクレジットカードで一括化することによってやりやすくなるといってもいいでしょう。
これだけでも十分支出に対する還元を受けることはできるのですが、1%程度だと心もとないところです。
そこで、さらに還元率を向上させることのできる方法があります。
それがウォレットアプリの "Kyash" です。
Kyashの強み
Kyashは、シンプルな言葉で言うと、「本人確認のない、2%キャッシュバックできるチャージ式のアプリ」になります。アプリではありますが、「リアルカード」というクレジットカードも発行できますから、実際にはチャージのできるVISAカードという使い方もできます。
リアルカードは発行するのに2週間程度かかりますが、手続きは非常に簡単です。
なかでも、2%キャッシュバックができるというのが非常に魅力的です。
クレジットカードだと、その会社のポイント還元という形で戻ってきますが、Kyashだとチャージ残高にそのままキャッシュバックされるシステムとなっています。ですから、より高い満足度で2%のキャッシュバックを体感することができます。
Kyashをなぜ使おうと思ったか
これだけだとほとんど普通のクレジットカードに少し特殊な効果が付いたものと思いますが、Kyashはチャージするためにクレジットカードを使用することができるというのが決定的な利点です。
つまり、クレジットカードを使ってチャージするたびに、そのクレジットカードのポイント還元が受けられる+Kyashそのものを使用することにより2%のポイント還元を受けることができる。2%+αというのはそういうことですね。
もともとクレジットカードだけでは心もとなかった還元率も、Kyashを利用することによって2~3倍程度の効率にすることができます。
仕事が忙しいときなどにコンビニなどで食事を購入することが多い人にとっては、日々の細かい支出を高い還元率で抑えることができるので、資産形成を高速で回転させるためには必要不可欠なものといってもいいでしょう。
Kyashアプリの使い方やリアルカードの使用制限などはありますが、ちょっとした買い物の支払いには持ってこいのアプリです。
また、Kyashで使用した金額に関してはアプリで簡単にチェックすることができるというのも一つの魅力です。こまごまとした出費は、月に何万円にもなることがあります。年間で考えると何十万円にもなりますが、そのうちの2%となると、数千円単位でのキャッシュバックが見込めます。
数千円とはいうものの、これを株式投資で実現しようとするとなかなか難しいものです。配当金から得ようとしても、少なくとも20~30万円くらいの元本が必要になるくらいですので、いい加減にすることはできません。
おわりに
私の周りにはあまり積極的にKyashを使用している人はいない印象ですが、2%の差は積もり積もって大きいものになります。忙しくても簡単に作ることができるので、資産形成の一助に、ぜひ検討してみてください。
*2019年10月以降、Kyashリアルカードで受けられていた2%のキャッシュバックが1%に変更になるようです。今まで通りクレジットカードとの紐づけはできますので、お得であることには変わりないのですが、巷では「改悪」と言われてしまっていますね。早くに初めて恩恵を受けておくことの重要性を改めて痛感します。引き続き日常生活のちょっとした出費の積み重ねにはKyashリアルカードを使っていきます。