思考・哲学

【若い時の苦労】30代までに多くの苦労を経験すべき理由

豊かになるためには若いときの苦労が必要条件となる

人生において、なぜこれほどまでに苦労をしなければならないのか。

折に触れて皆さんもそのように考えられることと思います。

今の日本は、あるいは全世界でもそうですが、悩みで溢れかえっています。

昔の方が物資も英知も少なかったのに、それらが改善されてもなお悩みは残るばかりか増える一方です。

生活が豊かになればなるほど悩みが増える、などという考え方もあることでしょう。

実際、現代の私たちが考えなければならない問題は非常に深刻です。

超高齢化社会を迎え、財政基盤が年長者偏重の方針で進んでいっている今、生産人口は自分の身を自分で守る必要性が高まってきています。

社会にはじめて足を踏み入れてから、今に至るまで苦労をしなかったという人はごくごくわずかでしょう。

様々なブロガーさんや、著名人たちの話を見たり聞いたりしていますが、一財築き上げたり、有名になったりするまでには恐ろしいまでの苦労が存在していると肌身で感じます。

逆に考えると、豊かになるためには苦労が必要条件であったりするわけです。

しかし、人間は苦労をするのをできるだけ嫌がる生き物です。

できるならば苦労をせずに楽をしていたいと考えてしまう。そういったなかで、

・どこまで苦労すればよいのだろう?

・このつらさは、苦労していることになるのだろうか?

・この苦労は、将来になったら絶対に報われるのだろうか?

そういう風な感情を抱くことも少なくないでしょう。

私も、どちらかというとここに至るまでには大きな環境の変化が複数回あるなど苦労をしている部類には入ると思いますが、そんな中で上記のような感情がまったく起きなかったわけではありません。

ですが、その苦労を、「苦労は一生の財産となる」と信じて受け入れてきました。楽なことと苦なことが同時に存在している場合は、必ずと言っていいほど「苦しい」ほうを選んで進んだ時期もあります。

そういう経験をしながらアラサーという枠組みにいると、「若い時の苦労は買ってでもせよ」という気持ちは非常に納得がいきますし、損か得かで言えば「得」になるから苦労はした方が良いと考えられます。

もちろん、若いときに苦労するのが良いからといって他者に対して苦労を強制するということは一切しません。それは私自身がされても嫌なことだからです。

しかし、自発的に苦労を受け入れる姿勢があると、これは非常にプラスの方向に働きます。

では、どのようにして人生のなかで苦労と付き合っていけばよいのでしょうか。

また、若い時にする苦労はどのようなものがあるのでしょうか。

すべての苦労は30代までに終わらせる

多くの有名人やブロガー、Youtuberなどのインフルエンサーを見ていると、力の差として現れてくるのは20歳代後半~30代にかけてという印象があります。

昔では、大きな資産を持っているとなると40代や50代の社長など、経歴を着実に積み上げてきた立場の人間が真っ先に思い浮かぶ状態でしたが、現代の苦労の構造を考えてみると、むしろ若い人たちが率先して苦労をしに行くことで大きな成功を掴んでいるといっても過言ではありません。

実際、リアルタイムで苦労をしながら自身の成長を考えてきた自分自身からしてみても、ある一定のゴールは30代になってやってくると考えられるようになりました。

そこに至るまでには、実は生まれて物心ついてから「苦労に対する考え方」がしっかりしている必要があるように感じます。

そのことについては以下に詳しくお示ししていきますが、それらのステージを経て、最終的には大きな苦労を30代という節目で終了させてしまうことを目標にすると良いのではないかなと思います。

実は孔子が同じ経過を辿っている

不思議なことに、紀元前の思想家である孔子も、似たようなことを記しています。

『論語』の 為政篇で、孔子が自分自身の一生を顧みて語った言葉ですが、非常に重みがあります。

吾十有五にして学を志し、三十にして立ち、四十にして惑わず。五十にして天命を知り、六十にして耳順(したが)う。七十にして心の欲する所に従えども、矩(のり)を踰(こ)えず 。

少し分割して考えてみましょう。

15歳(志学) ~ 吾十有五にして学を志し
文字の通り「学びを志す」年齢となります。
現代で言えば物心がつきはじめる中学3年生~高校生まで。
ここで、自分の好きなこと、興味があること、絶対に負けたくないことを見つけられるようにしましょうということです。
机の上の勉強だけではなく、自分自身の特性を真っ先に把握してそこを伸ばすような行動をする。
第一関門がここにあります。

30歳(而立) ~ 三十にして立ち
「立つ」という表現は「自立する・独立する」ということです。
勉強してきたことを自分なりに解釈し、いよいよ大海原へ漕ぎ出していく瞬間です。
別な言い方だと「壮年」と言ったりしますが、これは最も体力が盛んで、働くことができるという年齢を指します。
まさに現代でも一生懸命働いたり結果を出したりしている方々がこれに当てはまります。

40歳(不惑) ~ 四十にして惑わず
40歳になると「迷いがなくなる」状態になります。
それは、今まで自身が勉強してきたことや経験してきたことが豊かに実り始め、知らないことは知らないこととして受け入れ学び、堂々としている状態です。

50歳(知命) ~ 五十にして天命を知り
ここまでくると、自分の人生のなかで最も重要な「使命」を悟るようになります。そのうえで、自分よりも下の年齢が増えてくる世代ですから、「何を若い世代に還元していったらよいのか」ということを考え始める年齢となります。

60歳(耳順) ~ 六十にして耳順(したが)う
若さから、成熟へ。下の世代が増え、その世代からさまざまなことを学ぶ時期に入ります。決して頑固にならず、自分の経験も併せたうえで、さらに深い知恵を手に入れていく時期だと思います。

70歳(従心) ~七十にして心の欲する所に従えども、矩(のり)を踰(こ)えず
融通無碍な心境を表しています。自分の思い通りに振舞っても、倫理から逸脱することがないくらい、成熟したということです。

こう考えると、良い年を取るためには、若い時期の苦労が絶対に必要であると感じられるはずです。

1年後の自分は1年前の自分によって作られれているわけですからね。

さて、この孔子の考え方も含めて、「若い時の苦労を買ってでもする」ためにはどういう苦労が良いのかを考えてみたいと思います。

10代の苦労は将来に向かう一番重要な基礎力養成の時期

将来に花が開く「若い時の苦労」は実は10代から始まります。

むしろ、10代の苦労がすべてを決定するといっても過言ではありません。

この時期にした苦労は、自分で選択したものであるかぎりすべてがいい思い出になりますし、必ず将来の苦労を良いものに変える基礎になってくれます。

どちらかというと、10代のときの苦労は精神的な悩みの方が多いはずです。

学校にはじまる「人間関係」がメインになるはずです。

それに加えて、自分自身の存在が社会のなかでどういう位置づけになっているのかという客観性に初めて気づくようになりますから、それに関しても悩むようになります。

そこで思考をストップさせてしまうか、自分なりに考えようとするかで結果は大きく異なってきます。

いうなれば、10代のときの苦労は将来のための下準備のようなものです。

10代を何も考えずに楽しく過ごした人には、大きな成功はやってこない可能性が高いです。

逆に、10代を苦労で終え、自分がどのように悩み、行動してきたのかをたくさん話すことができる人は、成功の可能性を秘めているといってもいいでしょう。

成功者は、若いころの苦労話が必ずと言っていいほど存在します。

少し調べるだけでも、与沢翼さんやメンタリストのDaigoさんなどはよくそういうことをお話しされているような感じがあります。

つまり、そういう話ができるということは、苦労を自分の成長の糧にしているということです。

ただ苦労して「つらい」で終わるのではなく、将来のために「糧」として蓄えておくことのできる才能がここでは求められます。

20代の苦労は自立に向かう最も伸びる学習の時期

そして、成人を迎え社会に出ていく20代になると、今度は精神的な苦悩から社会的・経済的苦悩も抱えるようになります。

20代のうちで最も印象に残るのは多くの場合大学生活あるいは就職活動といったイベントでしょう。

そのイベントも、どのように過ごすかで大きく違ってきます。

このころから、10代で培った基礎力の違いが大きく個人で目立ってくるようになります。

大学生になってすぐに起業する人や、有名人になってしまう人、Youtuberとして一旗揚げる人、投資で巨大な資産を築き上げる人……。

ほんの一握りではありますが、不断の努力によってこれらの成功は生まれてきます。

当初は大学生活をしていても奇異な目で見られることも多かったでしょう。

しかし、それは毎日の苦労から得られた経験の結晶が生み出した行動です。

このときの「若い時の苦労」は、平たく言えば自立の苦しみです。

今までは学校生活でも自宅での生活でも守られてきたような環境から、一人で自分の人生を考えていく必要が生じてくる。

私はそのためのシンプルな行動として一人暮らしをお勧めしていますが、それも立派な苦労となります。

こうして、自分一人を自分で支えていくためにはどういうことが必要なのか。

お金も必要になってくるでしょう。家族とは異なる周囲のサポートも必要になってくるでしょう。

そうした社会的な事柄を学んでいくのが20代です。

私がこのブログのなかで実践している3つの柱である

勉強×投資×健康

のうち、勉強は10代から継続的に行うことで効果を発揮しますが、20代からは投資=資産の在り方について考えるということも重要になってきます。

それが、次の30代で大きな力を発揮してくるからです。

大学生活ではまだ実家での生活で、生活費やその他の基本的な出費に関しては考えなくても良い時間が多いかもしれません。

アルバイトをして社会経験をするといっても、それは労働時間を金銭に変換するという構造のなかで、お小遣い稼ぎをしている人がほとんどです。

毎月それを使い果たしてはアルバイトをするという行動を繰り返すことで、それが常態化し、そのことに気づかないと定年になるまでその行動から抜け出せず、一生働くということにもなりかねません。

20代は、そういう将来の経済的・社会的地盤がどれほど強固なものになるかというところを試される時期と言ってもいいでしょう。

このときに「資産を増やすためには」という苦労をたくさんし、「社会のなかでより良く生きるには」という苦労をたくさんする。

10代とは異なる勉強方法で勉強を続けなければならなくなってきます。

正解のない問題を自分で考え悩むことがが20代の「若い時の苦労」になります。

30代の苦労は幸せに向かう絶対的地盤の形成の時期

20代で、きちんとした経済的観念を作り、社会の中にいる自分を客観的に見ることができると、その後が大きく楽になってきます。

30代の苦労は、目標とする「幸せ」に近づくための我慢の時期と言ってもいいでしょう。

もしも10代~20代に遊んでしまったというのであれば、ここで全力で挽回する必要がありますから、もっとも苦労しなければならなない時期にもなります。

いずれにせよ、身体も丈夫になり、ある程度の知識と行動力を身につけ、仕事もできるようになった30代では、自分がこの先どういう幸せを手に入れたいのかということを明確に考える必要があります。

それまではがむしゃらに頑張ってくることができていたものが、目標のゴール地点を定めなければならなくなってくる時期にさしかかるわけです。

女性であれば、結婚や出産、仕事の在り方について苦労しなければならない時期でしょう。

男性であれば、労働を中心として、自分自身はもちろん、パートナーをはじめとした多くの人々を支えなければならない時期にさしかかり、人一倍の「苦労」を感じることになります。

しかし、今まで培ってきた強固な地盤で、ひたすらに継続する。

そうすることで、事業が軌道に乗ったり、一財産築くことができたりと、一つの節目を迎えることができる人が増えてきます。

物心がついてから、約10年~20年が経過した30代で、人生はほとんど決着がつくといってもいいでしょう。

この時期にきちんとした考え方が身についている人は、その後いつになっても衰えることなく成長を続けていくでしょう。

一方で、ここまでを油断しきって生活した場合は、40代以降にそのしりぬぐいをしなければならなくなります。

体力的にも立場的にも、それはなかなか難しいことです。

そう考えると、「若い時の苦労は買ってでもせよ」という言葉には非常に納得のいく響きがあります。

若い時期はどれほど苦労しても必ずそこにはゴールがあります。

私自身も、「あと数年で~~が達成できるな」という目標が見えてきています。アラサーのうちに資産総額を1億に持っていくというのが資産運用における一つのゴールですが、現在の労働収入や副業をはじめとした全収入が安定した状態で得られ、複利の力を借りることができるならば、決して無理のある数字ではないと考えています。

ゴールが見えると、次の行動のイメージが付きやすくなります。こうして、絶えず新しいことに挑戦し、自分の趣味の領域を拡大していくことが私の考える豊かさの一つです。

30代で決着をつけるべく、若い時の苦労は買ってでもせよ

10代で自分の特性に悩み将来の下準備で苦労する。

20代で独立の悩みを抱えながら経済的基盤や社会的地位を模索し苦労する。

30代でそれらの悩みを昇華させ、豊かさに向けてひたすらに苦労する。

こうしてある一定の成果を得ることができれば、40代以降は腰を据えて自分自身のあるべき姿や人生の方向性について考えることができるでしょう。

はっきりいうと、年齢の大小は経験の浅い深いとはまったく関係がありません。

その瞬間瞬間で、どれだけ努力してきたか、どれだけ苦労してきたかという瞬間最大風速の積み重ねがすべてを決定します。

50代で成功できない人もいれば、30代で成功してしまう人もいます。

それは決して偶然などではなくて、ある一定の努力を正しい方向に向かって積み重ねていけた人が手に入れるものです。

なんでもかんでも苦労をすればよいというわけではありません。それに、自分自身ではどうにもできないような苦労もあります。

若いときに買うべき苦労というのは、自分を成長させてくれそうなものであり、自分で克服できそうなものです。はじめからまったくできないものに対してむやみに挑んでも失敗するだけですから、まずはきちんと周りが見えるような学習をし、自分自身の特性について把握したうえで、自分がある程度苦労をすれば克服できるであろう苦労を積極的にとっていく。

これが、正しい「若い時の苦労は買ってでもせよ」のやり方です。

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  • この記事を書いた人

Zen

4,000万円の負債を背負い、日々労働に明け暮れる薄給内科医です。 私を迷うことなく選んでくれた妻と一緒に、経済的自由を目指します。 とりあえず身体を壊さないように30代で5,000万円の金融資産を作ります! 経済的自由を得るまでの道のりを記録していきます。 最後に全員を幸せにして笑って生活するのが夢です。 応援よろしくお願いします(´ー`)

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