前回、自分の資産運用状況を把握するためにポートフォリオを公開しました。
年が明けて、新型コロナウイルスによる肺炎をはじめ様々なイベントが市場を襲い、一時不安感が漂いましたが、現在も目線は上となっています。
医師の仕事はなぜか冬に忙しくなる特徴がありますが(笑)、そんななかでも自動化を徹底し、少しずつ高配当株を購入する方針としています。
こちらが3か月前のポートフォリオになりますが、ここからさらに少しずつ新銘柄を組み入れ、株数を増やしていっています。
2020年1月までのまとめ 景気は循環する
新型コロナウイルスが直近の話題で持ちきりですが、予想していた流れとは異なるアクシデントがしばしば起こりえます。
キャピタルゲインを狙う人にとっては、ここを冷静に見る力も必要でしょう。
インカムゲインを狙う人にとっては、淡々と買い足すだけです。
仕事をしながら資産形成する人にとってはストレスなくやれるのでやはり最適と思います。
現状のポートフォリオは以下のようになっています。
国内個別株
・日本たばこ産業
・オリックス
・タカラレーベン インフラ投資法人
・タカラレーベン 不動産投資法人
米国個別株
・AT&T
米国高配当ETF
・SPYD
投資信託(つみたてNISA)
・楽天・全米株式インデックス・ファンド(VTI)
少しずつではありますが、下値を拾っていける銘柄を増やしていっています。
2020年2月時点での現金:株式比率
株式比率の理想は、私の年齢(30代前後)であれば現金:株式=3:7程度と考えています。
リスク資産を多めにとっても挽回がきく年齢であることを最大限に利用しています。
労働力も、まだ気力体力ともに充実しているので、積極的に市場に投下するようにしています。
現在の比率は以下の通りです。
現金比率:33.0%
株式比率:59.8%
投資信託:8.1%
割合的には予想通りに進行しています。
配当金の推移
2019年の配当金は98,016円でした。
2020年の配当金は2月時点のポートフォリオで行った場合、税引き前で約340,000円の予定です。
これからの投資方針と反省
これからもぶれずに以下のことを続けていきます。
国内外の大型・高配当・連続増配株への投資
分散目的での高配当ETFへの投資
労働による入金力最大化
支出最適化による投資力増強
信じた銘柄はホールドすべき
2019年にKDDIが高騰しました。今でもしっかりホールドしておけばよかったと反省しています。
その後もKDDIは続伸して3,300円台になっています。
高配当銘柄を選定するときには、そもそも安定性・持続的な成長性を見込んでいます。
したがって、景気の循環に影響された値動きで売却してしまうのはもったいないです。
配当金投資は常に「右肩上がり」のインカムを想像しながらやるべきで、そのことを改めて痛感しました。
これからはしっかりとホールドしながら、銘柄のバランスを考えていきたいと思います。
REITがポートフォリオでいい味を出している
堅実なポートフォリオを目指すために、分配利回りも高いREITを組み入れるようにしています。
その特性から高い分配利回りがあるREITは、高配当株投資に際してポートフォリオに組み入れることにより景気悪化時にディフェンシブ性を発揮します。
景気敏感株とディフェンシブ株を織り交ぜることによって、物凄く上がるわけでも下がるわけでもない安定したポートフォリオが作れると思います。
米国ETFでも私はSPYDをメインに投資をしていく方針ですが, SPYDも不動産セクターに比重を置いた特徴的なETFで、かつ均等配分投資なのでどちらかというと守りのETFと言えるでしょう。
個別株とETFのバランスを取りながらインカムゲインの良いところを取っていく投資で、今のところは大きな損なく経過しています。
労働が「楽しい」瞬間が出てきた
これは投資を始めてから感じた一つのベネフィットになります。
生活のために労働することほど楽しくないことはありません。
私は経済的自由をまず手に入れて、選択肢の幅を広げるべく資産運用の勉強を始めました。
ただ、仕事そのものは忌むべきものではありません。
仕事はスキルが問われ、参入障壁も高いものです。専門性も求められますから、勉強すればするほど深みが出ます。
スキルが身につけば、当然労働市場に投下できる資本も大きくなっていきます。
経済的自由は、この「スキル習得」の制限をなくしてくれます。
「お金がないから」と勉強に必要な色々なものやことの購入をあきらめる必要がなくなります。
そうすると、自然とスキルを高める投資をすることができ、好循環が生まれてきます。
経済的に自由度が高まる→スキルを高める時間が増える→スキルが上がる→そのスキルを使ってさらに高い価値で労働できる→経済的に自由度が高まる……という感じでしょうか。
2019年は、非常にゆっくりとした「種まき」の年でしたが、確実に「ラク」になってきたなと感じています。
妻とできるだけ早くに資産形成をするための地盤を作り上げ、自動化ですべてを回していくようにしています。
やはり安定的資産が背景にあるのとないのとでは、仕事に対するモチベーションも異なってきます。
安定的資産がない労働→生活のための労働
安定的資産のある労働→趣味としての労働
このようなシンプルな図式で表されるくらい、労働の性格がガラッと変わって見えます。
配当金投資は宝くじのように一獲千金が狙えるわけではありません。
しかし、着実に種をまき、上手に水をやることで成長することは間違いありません。
一年、また一年と成長していく配当金を見ながら、仕事のスキルも、仕事以外のスキルも着実に伸ばしていこうと思いました。
皆さんの投資人生の参考になりましたら幸いです。