ブログを書いていて気づいたこと
私は趣味の一環としてブログを毎日書き、その日に一番書きたかったことを、「だらだら」ではなく、人様に見られても良いように体裁を整えて表現するようにしています。
ブログは日記ではありますが、同時に「情報を共有する場所」でもあります。
そんなブログの良い点は、以下の記事に簡単にまとめてあります。
ブログを気軽に始めるべき理由は上の記事にもありますが、やはり何といっても「他者から見られる」というところにあります。
一人で、人目につかないところで書く文章は、いわゆる日記ですね。
しかし、それを人目に付く場所に出すのであれば、
・文章としての体裁、レベル
・有益な情報やコンテンツ
これらを整える必要があります。
ブログを始めようと考えて行動し始めた人は、ほんの一握りの集団の仲間入りを果たします。
しかし、さらにそこから先を行くためには、いくつか通り抜けなければならない関門があります。
結局は「見てもらえないと始まらない」
ブログが有名になるとか、たくさんの人に読まれているという状態は、つまるところ
多くの人が見ている状態
なわけです。
多くの人に見てもらえる状態にするには、記事の内容を充実させることはもちろんですが、記事を衆目に晒さないといけません。
お店で野菜を売ろうとしたときに、品質の良い無農薬野菜を一生懸命たくさん作ったとしましょう。
その無農薬野菜は間違いなく品質が高く、価格に対する質も問題ありません。
しかし、それを作るだけではだれも買っていってはくれませんね。
そうなると、八百屋さんというお店を出す必要が出てきます。
ところで、八百屋さんはどこに出しても良いというわけではありません。
北海道のはずれの場所に出店しても、いくら品質が良いとはいえそこまでくるお客さんは多くないはずです。
一方で、無農薬野菜を求めている人たちが多数集結している都心で、「オーガニック」という名を掲げて出店したらどうでしょうか。
恐らく、北海道のはずれの場所に出店するよりかは売り上げも伸びるはずですよね。
これは、人目に付く集団の総数が多ければ多いほど、目につく確率が同じなのであれば結果として立ち止まってくれるお客さんの数が多いというシンプルな原則を説明しただけです。
まとめると、ブログを見てもらおうとするときに、変化させるべきパラメーターは
記事を公開している場所の集団の総数 × 人目に付く確率
この2点に注意して考える必要があります。
ブログを見てもらうコツ(1) 集団の総数が多いところに置く
結論から言うと、Googleをはじめとした超巨大な検索エンジンに、自身のブログ運営サイトを認識してもらうところからがスタートです。
そもそも、検索エンジンは、自身のサイトが突然誕生してもすぐに拾ってくれるわけではありません。
人間が出生届を役所に提出するのと同じように、自身のサイトが誕生したことを予め検索エンジンに伝達しておく必要があります。
GoogleならばGoogle Search Consoleというシステムがあるので、そこへサイトマップを登録してサイトの存在を知らせることになります。
私は、ブログをやり始めた時期にはそういうことをまったくせずに野菜をせっせと作っている状態でしたが、こういうシステムを利用するだけで検索流入数がかなり増えました。
Googleの検索画面に表示されるということは、Googleを使って検索をしている人たちの合計の何%かは自身のサイトを見つけることになります。
そういう意味で、存在をアピールするということが重要なポイントになります。
ブログを見てもらうコツ(2) 人目に付く確率を上げる
もう一つは、検索している人々が見つけやすい場所に置くという考え方です。
これは、検索エンジンで言えば「上位で表示される」ということになりますし、被リンクの考え方で言えば「たくさん紹介される」ということになります。
検索エンジンの1位に表示されているサイトと、次のページに進まないと見えないような20位、30位のサイトとでは人目に付く確率がまったく異なります。
それに加え、上位に表示されているサイトは、その情報の信ぴょう性がどうであれ、「正しそう」という感覚を検索者に与えます。
一般的には、検索ワードを入力して得られた結果の第一位は公式サイトであったり、その道のプロが書いているサイトであったりするものです。
つまり、検索順位で第1位を獲得するということは、その検索ワードを検索したときのスタンダードとなりうるサイトであるということでもあります。
もちろん、そこに至るまでは非常に長い道のりを歩む必要がありますが、検索ワードがマイナーなものであれば、競合する可能性が減少しますから、上位に表示される確率も上がってくることでしょう。
これをSEO(Search Engine Optimization:検索エンジン最適化)と言ったりします。
自分の存在を世に知らしめたところで、コンテンツがユーザーのニーズに応えられないものであれば、なかなか見てもらうことは難しいでしょう。
自分の言いたいことを言って、たくさんの人が見るという状態は、テレビで言えばタレント的存在になるしかないのです。
そこに至るまでは、そういうタレントたちは多くの努力を積み重ねてきたわけです。
しかし、現代ではこのようなブログやSNSをはじめとしたプラットフォームを利用することにより、比較的簡単に個人レベルで情報を発信することが可能となりました。
これを利用しない手はありませんが、個人レベルで情報を発信できることは、競合が多発するということでもありますので、自分がどの場所で花を咲かせることができるかということに注目する必要があります。
ブログの検索流入を増やすためには様々なスキルが試される
・質の高い記事を書く → 毎日の勉強と情報収集を継続する力
・ 記事を公開している場所の集団の総数を上げる → 自分が勝てる場所を見つける力
・人目に付く確率を上げる → SEO・マーケティング力
ブログ一つとってみても、文章力の向上だけでは説明のつかないくらいたくさんの能力を手に入れることができるはずです。
黎明期のブログは、自身の日記を細々と更新するような、フリーマーケットのような状態でした。
しかし、現代のブログの立ち位置は、フリーマーケットを超越して一つの巨大な商業モールのようなものになっているのではと感じます。
フリーマーケットの時代は、コンテンツの内容がどうであれ問題ありませんでしたが、商業モールには質の低い商品を置くことはできません。
私はそういう「サービス業」としてのブログに、医療業界にはない面白さを感じているところです。
簡単に始めることのできるブログでも、今の時代の流れでは重要なツールにもなりえます。
もし、ブログを始めたならば、せっかくですからたくさんの人に見てもらいたい。
そうして、自分の書いた記事で一人でも何かを発見するお手伝いができたらいいなと感じています。