本ブログではパワーカップルでありながら二人の時間もしっかりととって充実した生活を送れるようにするためのヒントもご紹介していきます。
今回は、10年間喧嘩しなかった私たちが相手に対してどういう態度を取っているのかということについて一つご紹介します。
「褒める」というのは簡単なようで難しいことです。
特に、それが身近にいる人であればなおさらですよね。
なぜなら、普段からずっと一緒にいるからです。
はじめは恋人であってもいつの間にかお互いの深いところもわかるようになり、「話さなくてもわかる」という状態になるのでしょう。
しかしそこから亀裂が生まれてしまうことも少なくありません。
相手の良いところを褒めるとはいっても、一緒に過ごす時間が長ければ長いほど難しくなります。
相手の良いところはなんだろう?
本気で好きなのだろうか?
そんな方に向けて記事を書きました。
あるいは、結婚を控えて相手について改めて考えるようになった方にも、おすすめです。
結論から言うと、相手のことが好きかどうかは「具体的に言えるか」という尺度で見ると良いです。
「なんとなく好き」がNGな理由
良くある話です。付き合った当初の感情と、付き合いを続けていくうちに抱く感情はまったく異なります。
10年間もの長い付き合いをしている私ですら、そうです。
当初の感情は急峻な山のようなピークがありますが、それを過ぎてくると毎日一緒に過ごす時間のなかで徐々に色々な側面が見えてきます。
時間が経つごとに異なる感情を抱くようになるのに、「なんとなく好き」で付き合い始めると、どこかで感情の変化が生まれたときには簡単に「なんとなく嫌い」という感情が生まれてしまいますよね。
これでは、いつまで経っても長いお付き合いはできませんし、より深く相手のことを知ることもできません。
「なんとなく」は言い訳になっていないか
なんとなく好きという感情を抱くことは問題ありません。第一印象で「好き」という感情が生まれるのであれば、それは間違いのないことです。
しかし、口に出して言うときに「なんとなく好き」というのは言い訳になっていないでしょうか。
つまり、お付き合いを始めたり、結婚をしたあとで好きな理由を探したときに生まれた言葉ではないか、ということです。
なんとなく、という言葉は直観です。直観はその時点での意思決定には非常に強力ですが、長期的な目線で話をするときには脆くなります。
投資でも似たようなことですね。その瞬間は直観が働いていい方向に行くかもしれませんが、長い間直観で動き続けるといつか必ず損をします。
「全部好き」もNG
なぜ好きになったか、という風に問われて、「なんとなく」と答えるのは、実は相手に対しても失礼になるのは理解されるかもしれません。
もっと踏み込むと、「相手のすべてが好き」というのも個人的にはNGかなと思います。
はっきり言うと、相手のすべてが好きというのも「なんとなく」と似たようなカテゴリーに入ってしまいますよね。
つまり、思考停止の結果として「全部」という言葉が出てきてしまっている可能性が高い。
全部、という言葉は曖昧です。それも直観に等しい発想ですよね。
これが100%悪いというわけではありませんが、長いお付き合いをするにあたって、はじめは赤の他人であったパートナーに対して「全部好き」というのもちょっと違和感が生じます。
では、どう考えればよいのでしょう。
相手の好きなところを「具体的に」挙げられますか
結論から言うとこれが重要です。
相手から「どこが好き?」と聞かれて具体的に返せる
結婚前の挨拶で「どこが気に入ったの?」と聞かれて具体的に返せる
日々の生活のなかで「なぜ相手を好きになったのか」を具体的に考えられる
相手の輪郭が、よりはっきりするようになりませんか。
ロマンチックさがない、と言われるかもしれませんが、具体的に考えてロマンチックさが消えることは一つもありません。
むしろ、一つ一つ考えることで相手の良さがより深くわかります。
私の妻が昔、挨拶に来てくれたときのことで確信しました。
私の両親は「こんな奴のどこが好きなの?」と問うのです。
ですが、妻は「全部」とは言わず、一つ一つ(恥ずかしいので具体的な点は挙げませんが)私の良いところを挙げていってくれました。
「よく見てくれているな」と思いました。
相手のことをよく見ると、自然と具体的な「いいところ」というのは見えてくるものです。
自分のことをよく見てくれている相手に悪い気はしないですよね。
これが、長くお付き合いしていく上で相手のことを深く知ることのできるヒントになります。
まずは相手の好きなところを具体的に挙げられるかを考えてみましょう。
長い付き合いだからこそ、なんとなくで済ませない
パートナーや恋人とは、付き合いが長ければ長いほど、より具体的に接するのが良いと思います。
私たちがパワーカップルで頑張れる理由は、お互いがお互いのことを具体的に知って、臆せず褒め合えるからだと思っています。
他にも、たくさん仲良くできる要素はありますが、その一部を以下の記事でもご紹介してあります。
10年一緒で夫婦喧嘩を1回もせず仲良くする方法
何かのご参考になりましたら幸いです。