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【PCの環境を変えるだけ】手軽にできる「思考の拡張」

思考は「広さ」と「情報量」

皆さんは、ふだん勉強や仕事をするときにノートを使ったりパソコンを使ったりしていることと思います。学校で勉強している方は当たり前のように新品のノートを買って書き込み、仕事で資料を作るときにはアイデアや下書きをテキストファイルに起こしたりすることでしょう。

最近では、授業・講義やセミナーの内容などをパソコンでメモして保存する方も多くなってきているようですね。私も、この方式を使ってメモを取ることが多いですが、特に一言一句聞き逃したくない場合は早書きできるパソコンメモ形式が好まれる傾向にあるようです。

ここで皆さんに一つ質問があります。

「画面」と「文字」の大きさはどれくらいにしているでしょうか?

画面というのは、当然パソコンのディスプレイに相当するものでもありますが、ここではノートの大きさも含めてお話をします。ディスプレイでは「~~インチ」と表記されることが多く、ノートでは「A4」だったり「B5」だったりの表記が多いですね。

モバイルパソコンでメモを取っている人は11インチや13インチのノートブックでしょうか。あるいは、ノートを使う人なら上述のB5がスタンダードかもしれませんね。

なぜ、こんなことを言っているのかというと「思考の深さは『広さ』と『情報量』に比例する」ことをお伝えしたいからなんですね。

つまり、何かの動画や文章の編集作業をパソコンでするとき、あるいはアイデアや勉強内容をノートに書き記したりするときに「大きな」ものを使ってみてはいかがでしょうかということです。例えば、ノートパソコンであれば一回り大きいものであったり、自宅に据え置くタイプのパソコンであればディスプレイを大きくしてみたり。ノートであればA4ノートを使ってみたり。

さらに言うと、そのディスプレイの中でも文字を少し小さくしてみることをお勧めします。これは「情報量」に相当する考え方です。

フォントの文字を少し小さくしてみたり、ノートの罫線を7mmではなく6mmや5mmにしてみたり。

一つのスペースに記入できる要素が多くなると、それだけ要素と要素の関連性が豊かになり、深い思考ができるようになります。今まで3つしか入らなかったのが5つも7つもかけるようになると、一枚の画面で頭は区切ろうとしますから、より多くの情報がすっきりと頭の中に入るようになってきます。実際の使い方としては、「第〇章」のまとめを一枚のスペースにやりきってしまう。パソコンでしたらWordファイル一枚に収めるように文字の大きさを調整してしまう。

よく、一つのテーマに何枚も行間やフォントの大きさをあまり意識せず羅列して中途半端に2枚や3枚になってしまう資料を見かけますが、見た目もよくありませんし、おそらく編集者の頭の中で整理もされていないのかもしれません。

もちろん、重要な情報を印象に残るように伝えたい場合は、文字を小さくしてしまうと伝わりにくいので強調したり大きくしたりする必要があるかもしれません。メモを取る瞬間も、そんなに間取りのことを考えながらメモしようとすると肝心の本質的な内容が書き残せなくなってしまうかもしれません。そこは臨機応変にすべきと思いますが、少なくとも情報を洗練させて「まとめる」作業においては、広いスペースに細かくまとめていく方法が、より思考の幅を広くとることができるのではないでしょうか。

医師の業務にも実践できる

医師の仕事の中にはカルテを記入する作業や診療情報提供書などを他院に対して書くことなどの事務作業が含まれます。

私は専門を持ちながらも内科全般を幅広く担当する立ち位置なので、ときとして非常に複雑な問題点や病態を抱えた患者さんが入院してくることがあります。

その場合に、カルテシステムの標準装備の文字の大きさでカルテを書くと、複雑な病態が把握できなくなってしまうことがあります。そのため、私は習慣的に最も小さい文字で記入することにしています。

そうすることにより、一行で記入できる情報量が増え、見栄えもよくなり病態がすっきり把握できるようになります。

このように、実際の仕事でも「広さ」と「情報量」を活かして効率よく業務をすることができると感じています。

もし、小さい文字で書いてしまって空白が余るようであれば、中央で境界線を引いてしまって「二段組」にしてしまうなどの工夫も取ることができます。一枚の中でどれだけ綺麗に情報を自分の力でまとめることができるか。その過程のなかで情報の配置や取捨選択のセンスも磨かれていきます。

この方法は、特に覚えなければならないことの多い新しい単元や、図や表を駆使してフローチャートを作るような内容で有効でしょう。

何か新しいことを覚えよう、勉強しようと考えている方は、まず「大きなスペースに」「小さい文字で」一枚の紙や画面にまとめてみることを実践してみてはいかがでしょうか。改めて見返したときに、何枚も何枚もページをめくるより、一枚に記された丁寧な情報が目に飛び込んでくる方が、思い出すことも楽なのではないでしょうか。

まとめ

・思考は「広さ」と「情報量」に比例する

・広さは媒体の大きさを大きくとることによって達成できる

・情報量は一つの媒体に同時に存在する文字を増やすことによって達成できる

・これらを意識することで他人にも分かりやすいレイアウトを作ることができる

精神神経科の先生からお話を伺う機会もありましたが、特に精神神経科は患者さんの訴えから糸を手繰るようにして一つの診断に至る必要があるため、膨大な「訴え」を系統的にカルテに記入していく必要があるといいます。

そのときに、「文字は小さいほうが思考が深まる」というように仰っていて、広さと情報量が適切な診断にも寄与するものなんだなと感じました。

是非、実践されてみてくださいね。

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Zen

4,000万円の負債を背負い、日々労働に明け暮れる薄給内科医です。 私を迷うことなく選んでくれた妻と一緒に、経済的自由を目指します。 とりあえず身体を壊さないように30代で5,000万円の金融資産を作ります! 経済的自由を得るまでの道のりを記録していきます。 最後に全員を幸せにして笑って生活するのが夢です。 応援よろしくお願いします(´ー`)

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