思考・哲学 投資・資産形成

【資産形成を例に】目標を決めたらじっと待つ

情報の荒波に呑まれないようにする

以前、お金に対する考え方をお話ししたことがあります。

資産形成の方法、そして自由な時間を得るための手段として、少額でも投資をすることをお勧めしているのですが、始めたばかりだと、とある難関にぶち当たることがあります。

「この銘柄で大丈夫かな」「このタイミングで買って大丈夫かな」

など、現在の自分の判断に自信がなくなってしまい、その結果として大局的に見ればまだ売らなくても良いタイミングで売ってしまったり、買わなくてもいいタイミングで買ってしまったりして後悔し、さらに自信がなくなってしまい……という悪循環が生じてしまうことがあります。

そうなると、過度に損を嫌うのが人間ですから、最悪の場合、せっかく参入した市場から退場してしまうことすらあります。

結論から言うと、どの銘柄を買ったとしてもそこに100%の正解はありませんし、どのタイミングで売ったとしても、後ろ向きに見てみなければ正解だったかどうかなどわかりません

この事実をきちんと頭の中に入れておかないと、錯綜する情報に呑み込まれて結局損をしてしまうという事態になりかねません。

じっくり考えたら、あとは考えない

私はどちらかというと用心深いため、下調べを入念にしてから市場に参入しました。ですが、市場に参入してからはほとんど悩みをもって投資をしたことはありません。もちろん、そのときによって含み損を抱えたり、一時的に含み益になったりすることはあります。ですが、私が目指しているのはその時点での損益ではないのです。

改めて考えなければいけないのは、投資で利益を上げることが目的なのではなく、その先にある自由を獲得することが目的だということです。様々なことを勉強すると、小手先のテクニックで細かい利益を追求したくなるものです。ですが、そこをぐっとこらえて、本質的には何を目指しているのかを考える必要があります

もしも、当座の利益のためにやっている投資(投機ともいいますね)でなく、最終的に自分にとって自由を獲得できる資産を作り上げる目的があるのであれば、きちんと下調べをして、利益が出ても損が出ても長いこと保有していることで利益になりうる株式を保有し、ずっと持っておきましょう。

あちこちに油を売ってはいけません。仕事の片手間に資産運用をされている方であれば、思考のスペースをたくさんとってしまうようなポートフォリオはお勧めしません。この世界にそもそも正解はないですし、そのときどきによって正解は変化していくものですから、そういう流動的な世界の中で自分が軸を折らずに構えておくことが最も重要なのです。

目標が自由の獲得なのであれば、そこから逆算して何が必要なのかを考えておきましょう。毎日、それほど時間を割いて投資のことを考えることができない方が多いでしょうから、ある程度放置しておいても安心できるシンプルなポートフォリオが良いですね。

私は、いくつかの高配当株を保有し、一定額を下回ったらゆっくりと買い足していくだけの戦略をとっています。どれほど相場が好調であろうと、不調であろうと、一度目標が定まっているので、その目標がこの手段で達成され保有している株式が値上がりしたとしても売却はしませんし、値下がりしたら買い足すだけです。

自分の作ったルールが唯一の正解

自分で作ったルールを守るということは、どの場面でも守り切るのは難しいことです。お酒やたばこをやめようとルールを作っても、ついつい「今日くらいはいいかな」と手を出してしまったりする。人間は必ず楽な方へ流れる生き物です。

お酒が原因で重症の肺炎になってしまった患者さんがようやく長い治療を終えて退院しようかというときに、やはり禁酒の話を持ち出すのですが、「それはちょっと無理かもしれません」と言われることが良くあります。

アルコール依存症の診断であれば、これはもう病気ですから、気持ちの問題ではなくなるわけです。しかし、そうでなかった場合、どれほど私が、お酒をたくさん飲んでしまうことによって被る健康被害や、予想される将来をお話ししても、腑に落ちないということが多いんですね。はじめは止めようと頑張っていても、ついやってしまう。目の前の逸楽を追求してしまうわけです。

資産形成に関しても、長期的な目線は確実に短期的な目線に劣って見えます。そのことに無自覚だと、相場が好調になれば波に乗ろうとして買ってしまい、相場が不調になれば慌てて売ってしまうことになる。

反対に言えば、自分のルールに愚直でいられる人が、長期的な目線を守り切ることができるのです。

特に、始めてから間もない人だと成果がでないためにさらに短期的な目線にこだわりがちになってしまいます。ここが勝負のしどころです。資産形成ははじめの「耐え忍ぶところ」が最もつらいのです。元手も少ないし、かかった時間も全然足りない。そんななかで莫大な利益をあげられるほうがおかしいと考えましょう。

みんなはじめは何もなかった

世の中に出回っている書籍やブログで書かれている成功体験談は、初めはほとんど皆さんと同じような状態であったはずです。

私もゆっくりゆっくり、時には不安になるくらいゆっくりではありますが、着実に進んでいっているのを自覚しています。ですが、それでいいのです。

本当の豊かさは、耐えて耐えて耐え忍んだ先に存在します。存在するというよりも、創り出されるといった方がよいでしょうか。耐えたその時間が、自分にとっての経験になり、思い出になるのです。その苦難の思い出作りを楽しみながら、じっと待ちましょう。

私は、そういう苦難の時間に当たったときには「これも修行のうちだ」と自分に言い聞かせるようにしています。修行というと、なんとなく高尚な気がしませんか? 目先の利益に囚われることなく、ただ今を耐え忍ぶのが「修行」です。そういう意味で、投資は現代の我々が実践できる最も簡単で、最も厳しい「修行」ということができるのではないでしょうか。

毎日少しずつ、焦らず心の修行を積み重ねていきましょう。

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Zen

4,000万円の負債を背負い、日々労働に明け暮れる薄給内科医です。 私を迷うことなく選んでくれた妻と一緒に、経済的自由を目指します。 とりあえず身体を壊さないように30代で5,000万円の金融資産を作ります! 経済的自由を得るまでの道のりを記録していきます。 最後に全員を幸せにして笑って生活するのが夢です。 応援よろしくお願いします(´ー`)

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