タスクを決めることの重要性
皆さんは、手帳だったり、スマホのスケジュール管理アプリなどで、時間単位で行動を計画されている方が多いと思います。
手帳には自分のオリジナリティを出すことができますし、手書きならではの自由度もあります。
アプリで管理している場合は、パソコンでもスマホでも同期ができたり、他者に予定を伝えるときも共有する機能がありますから非常に便利です。
それぞれの良い点を把握しながら、どちらか、あるいは両方で日々の生活を管理していることでしょう。
タスクを決めることは、次の行動に迷いがなくなるということで非常に重要な行為です。
すべてをがんじがらめで決めてしまうのはよくありませんし、次のことばかり考えるようではタスクを決めた意味がありませんから注意が必要です。
しかし、様々なことを同時並行でこなさなければならなくなった現代社会において、自分のすべきことを明瞭化しておくことは必須のスキルになってきていると言えるでしょう。
目標を設定することで、締め切りに追われる際の「背水の陣」の力で何とか仕上げることもできるかもしれません。期限設定がないと、いつまでも期限を先延ばしにしてしまう性質が人間にはあります。
こんな不思議な性質があるのでご紹介します。
パーキンソンの法則
パーキンソンの法則
・第一法則:仕事の量は、完成のために与えられた時間をすべて満たすまで膨張する
・第二法則:支出の額は、収入の額に達するまで膨張する
*シリル・ノースコート・パーキンソン『パーキンソンの法則:進歩の追求』から
つまり、締め切りをきちんと設定せずに「1か月後くらいにしておこう」と漫然と仕事に取り掛かると、人間はどんなに早く終わる仕事でも1か月をまるまる使って仕事をするということになります。
第二法則は、資産運用をするときに注意しておかなければいけない法則ですね。
この第一法則に乗らないようにするためには、「その締め切りを破ってしまうことによって被るリスク」を明確にしておくことです。
自分が設定した締め切りは、破ったところで誰も起こりませんし、損もしません。
ですが、どこかでダメージを受けるように設定してしまえば、人間はそちらの損を嫌がりますから、第一法則に乗らなくても済む。
例えば、よく使われる手法としては、複数人に目標を公言してしまうことです。約束を破ったときには非常に恥ずかしい思いをしますから、まさに「有言実行」という行動をすることになります。
もちろんこれは、手帳やアプリだけ使っていても成し遂げられるものではありませんから、自身の意志力が必要になってきます。
それを補助するようなアプリで、私がいつも使っているものをご紹介します。
スケジュール管理の一つの方法 "Wunderlist"
https://www.wunderlist.com/ja/
Wunderlistとはクラウド型タスク管理アプリケーションの一つです。クラウド型というだけあって、同期性には非常に優れており、スマートフォンやタブレット、コンピュータでタスクを管理することができます。
導入も非常に簡単で、無料であることも魅力的ですが、操作性が非常にシンプルで、「これをやっておかないとな」と思った瞬間に入力して保存するだけで、あとはどこでも開くことができます。
実行してしまったタスクは、タッチするだけでアーカイブに消えますから、次にやらなければならないこともきちんと把握することができます。
実は、スケジュール管理だけではなく、私は思ったことを書き留めることにも使っています。
出先で、ふと思ったことや、書店で気になった本があったときに、すぐにWunderlistにメモをして、自宅でゆっくりと調べたりする。あるいは、ブログに書きたいと思ったことを一行にまとめて、そこからゆっくりと広げていく。
これらも、一つ一つ消化していったときに消すことができますから、思考が雑然とせず丁度良い使い心地です。
また、WunderlistはGmailやSlackといった他のアプリケーションとの連携も可能であり、重要度の高い連絡事項をWunderlistに落とし込んでチェックすることもできます。見落としがちなタスクも、Wunderlistが拾ってくれれば、スピードを高めながら様々な仕事をこなすことができるはずです。
ぜひ、タスク管理、アイデアの創出に使ってみてください。